ロケに関わる「人・モノ・場所」の準備を担当しています。
スタジオや小道具、制作グッズ、監督や女優さんからのリクエストまで、必要なものを事前に揃えるのが主な仕事です。
また、現場によっては内部エキストラとして出演したり、作品のナレーションを担当したりすることもあります。
自分が準備したものが、作品にとってプラスになったと感じたときです。
ADの仕事の中でも、小道具は映像のクオリティに直接関わるパートだと思っていて、作品の設定やシチュエーションに合ったものを丁寧に用意することが、全体の完成度を上げることにつながると感じています。
準備した小道具が実際に映像に映るのを見るのも嬉しいですが、それ以上に、「これがあったから、この作品がよりエロくなった!」と思えたときに、この仕事のやりがいを強く感じます。
ロケの日が早朝~深夜まで続くこともあって、朝起きるのが本当にキツいです(笑)。
それから、小柄でパワーがないことが長くコンプレックスでした。
ロケや買い出しでは、重いもの・大きなもの・繊細な機材などを運ぶことが多く、うまくできずに周りに頼ってしまうと、自分が情けなく感じてしまう瞬間もありました。
でも、仕事を重ねるうちに少しずつ筋力もついてきて、持ち方や運び方を工夫することで、以前より重いものも運べるようになってきました。
「ホスピタリティ」をテーマに仕事をしています。
身近な同僚や監督、女優さん、そして画面の向こうのユーザー様にまで、常にサービス精神を持って接することで、よりよい作品づくりにつながると信じています。
たとえば、女優さんの好きな飲み物や食べ物を準備したり、監督の要望にプラスアルファで応えるようにしたり。
そして、いい作品をつくり続けるには、やっぱり人間関係と空気づくりが大事。
目配り・気配り・心配りを忘れずに、現場が気持ちよく回るよう心がけています。
美術大学に通っていて、幅広く芸術全般を学んでいました。
特に、映像制作のゼミと展覧会づくりのゼミの2つに所属していて、どちらも実践的な学びが多かったです。
中学・高校では演劇部に所属していて、役者、裏方、演出、脚本と、さまざまな役割を経験してきました。だからこそ、どの立場の人にも共感できるというのが、自分の強みだと思っています。
また、大会で上位を目指していたこともあって、常に「もっと良くできるはず」と、上を目指してモノづくりをする習慣が自然と身につきました。中途半端に終わらせず、細部までしっかり作り込む姿勢は、今の仕事にも確実に活きていると思います。
入社してすぐに取り組んだ「新卒企画のロケ」です。
“居酒屋バイト”をテーマに、自分たちでスタジオを本物の居酒屋のように作り込みました。
私は小道具を担当。大学時代に居酒屋でバイトしていた経験を活かして、細かいところまでリアルに再現できたのが嬉しかったです。
現場は慣れないことも多くてバタバタでしたが、先輩たちの支えもあって、無事に撮影を終えることができました。
自分たちが作った空間の中で女優さんが演じてくれるのを見たとき、「ああ、ここまでやってよかったな」と実感しました。
最後にスタジオの方から「このセット残してくれたら割引するよ!」と言われたのも、チームとして貢献できた手応えになりました。
「まあいっか!」という口癖をやめました。
大学までは、自分の制作課題などで妥協してしまうことが多かったんです。
でも、社会人になってからは、ひとつのロケに多くの大人たちが関わってくれていて、みんながプライドを持って仕事をしています。
そんな中で、私だけが「まあいっか」で済ませていたら、絶対にダメだと思ったんです。
自分の“気のゆるみ”が、チーム全体や作品に影響するということを、現場で実感しました。
まずは1本、自分の企画で監督をすること。
それも“監督をこなす”だけじゃなくて、自分の中に強いこだわりを持って、納得のいく1本を撮り終えたいと思っています。
「自分は何を撮りたいのか」「どんな作品ならユーザー様に喜んでもらえるのか」を考え抜いて、ただの自己満足で終わらない作品にしたいです。
そして将来的には、「自分と言えばこのエロ!」という代名詞を持てるようになりたい。
自分の名前と、自分らしいエロを、この世界に残したいと思っています。
SODは、欲張りな人にぴったりな場所だと思っています。
エロが好き、AV監督になりたい、映像制作をやりたい、デザイン系の仕事がしたい、声を使う仕事がしたい、演技も続けたい、完全週休2日制がいい、中野近辺に住みたい、有名になりたい、面白いことがしたい――。
そんな、私の“やりたい”を全部叶えてくれたのがSODでした。
そこの、クリエイティブで、器用貧乏なあなた。ぜひ、SODに!
10:00出社(今日の業務の流れを確認)
11:00近日中のロケの台本・香盤表・小道具などの手配、確認
12:00ランチ(近くで食券が使えて嬉しいです!)
17:00監督とのロケ打ち合わせ(まえうち・さいうちって言います)
19:00勤務終了
※2025年3月に取材いたしました。