立場的にはCAD(チーフアシスタントディレクター)という役職で、簡単に言えばADの長をしています。業務内容は主にADですが、時々ディレクターとして監督することもあります。
いろいろと模索してきましたが、今は“弱者男性がSEXにありつく”というテーマを軸にした作品を撮影しています。
自分の頭の中にしかなかった妄想を、映像という形で現実にできることが一番の面白さです。難しさは、会社員である以上「売れる作品」である必要がある点です。
体調管理です。もともと身体があまり強くないので、限界を感じたらしっかり休むようにしています。長く続けるために、自分の裁量でバランスを取ることが大事だと思っています。
考えようとして思いつくことはあまり多くないので、普段から頭の片隅に“エロ”を置いておき、ひらめきをストックするようにしています。
そのストックの中から、企画に合ったアイデアのパーツを取り出して組み合わせていくような感覚です。
『この娘の飾った顔面をチ〇ポ汁まみれにしてぐしゃぐしゃにします。』という作品です。一番売れました。
映画が好きで、特典映像のメイキングを観ていたことがきっかけだったと思います。
コロナ禍真っただ中で就活がうまくいかず、同じ境遇の友人たちとYouTubeで一発当てようと動き出したのが最初です。
大学が湘南だったので、江の島で釣りをしている様子を動画にして投稿していました。
サブカルとしてAVを嗜んでいた際にインジャン古河監督や平野勝之監督の作品に触れ、自由な職業だなとおもったのがきっかけです。
会社に入ってから、本やネットで情報を集めて独学しました。
生命倫理の授業でひたすら答えのない命題に対して考えたことは糧になっていると思います。
もっと人と接する機会を増やせばよかったなと思います。
AD業務を一通りしていました。
中でも印象的だったのは、監督から「こういう風景が撮れる場所ない?」って、湿原の画像だけ送られてきたときです。グーグルマップでひたすら探して、ちょうど関東圏だったので、実際に現地までロケハンしに行きました。
初めての現場は100cm over お尻の大きな女の子 in 尻尻尻の桃源郷風俗ランド ちゃんよたでした。準備も終わった段階でほぼ当日参加みたいな感じでしたが。
技術さんも男優さんも、みんな人間なので、関わり方に差が出ることもあります。
だからこそ、友好的な関係を築くには、日々のAD業務を丁寧にこなすことが何より大切だと思います。
映画が好きでずっと観てきたことは、画づくりの面でかなり役立っていると感じています。
「あの映画のあのシーンっぽく」といった伝え方ができるのは、自分の強みだと思っています。これはやっぱり、観て知っていないとできないことだと思うので。
映像に関する技術は、働いていれば自然と身につきます。
大学の専攻や知識に縛られるより、自分の“やってみたい”という気持ちを信じてほしいです。自分の心の声に従って動いてみてください。
11:00出勤(打ち合わせ・動画編集・ロケ買い出し等)
14:00昼食(15:00に行きつけのランチ店が閉まってしまうので)
15:00打ち合わせ・ロケ準備・終わったら動画編集
17:00企画書制作・台本制作(時間あれば動画編集)
20:00勤務終了