監督として、企画立案・キャスティング・台本執筆・撮影・編集まで、一貫して関わっています。
マジックミラー号やSOD女子社員レーベルなど、いわゆる「企画モノ」を中心に制作しています。
自分が監督した作品が売れ筋ランキングに入ったり、店頭に並んでいるのを見たり、ユーザーから「良かった」と感想をいただけたときは、本当に嬉しいです。
一方で、自分では良いと思った企画が必ずしも売れるわけではないという難しさもあります。
台本執筆や編集など、クリエイティブな仕事は悩むことも多いですが、「どうしたら良い作品になるか」を考え続けることを、何より大切にしています。
企画段階での情報収集を特に大切にしています。
SNSで話題になっていた画像から発想を広げることもあれば、AVやエロ作品以外の一般映画の何気ないシーンの中に、「あっ、これちょっとエロいかも」と感じるようなヒントが隠れていることもあります。
日常のあらゆる場面からインスピレーションを得られるよう、常にアンテナを張って情報を集めることを心がけています。
『マジックミラー号からの脱出!制限時間100分でSEXしないと脱出できないマジックミラー号に、絶対にヤってはいけない関係の男女を閉じ込めたら...禁断のSEXしてしまうのか!?』は、自分の中でも印象深い企画です。
AVを初めて見たとき、「これってどんな人たちがどうやって作っているんだろう」と疑問が湧き、調べ始めたことがきっかけでした。
高校生の頃に「ばかっこいい」動画にハマり、自分たちでも真似して撮っていました。遊び感覚でしたが、それが原体験です。
番組発表会に向けて生番組の企画・制作に取り組んでいました。
自分の企画を仲間と形にし、観客の反応をもらえることが嬉しかったです。
SODの会社説明会に参加したとき、大の大人たちが真剣に“エロ”について語っているのを見て「ここだ」と思いました。
完全に独学です。作品を観て分析し、自分なりに試してみることを繰り返す中で身につけていきました。
日本美術史を学んでいた経験が、影絵を使った演出に思いがけず活かされました。知識は意外なところで繋がることがあります。
もっと海外旅行をしておけばよかったと思います。異文化を体感することで、表現や企画の幅が広がったと思うので。
自分が企画した番組に「面白かった」と言ってもらえたこと。自分のアイデアで人を動かせた喜びが、今の仕事にも繋がっています。
第一志望の大学に落ちたことです。その分、いろんなことにチャレンジしようと切り替え、短期留学や企画の勉強に励みました。
AD(アシスタントディレクター)として、撮影準備や当日の進行などを担当しました。現場を知ることが今の仕事の土台になっています。
歯科助手モノの撮影でスタジオが使えなくなり、卒業以来の歯科大の友人に連絡したり、歯科フェチの方に診察イスを借りたり、大道具の錆び取りを前日の夜中までしてかき集めたことが忘れられません。
打席に立たないことには始まらないので、とにかく企画書を出し続けたことです。
うまくいかないこともありましたが、まずは出してみる。それが一番の一歩だったと思います。
猥談ライターのアルバイトをしていて、取材に同行してさまざまな方の猥談を聞き、記事にまとめていました。
普段なら聞けないような性体験の話を伺うことができたのは、インタビューや作品づくりのヒントとして、とても参考になったと思います。
就職活動においても、自分の“欲望”に忠実であっていいと、私は思います。
私は就職活動で広告代理店のコピーライター職も志望していて、実際にいくつか内定もいただきました。
でも最終的に選んだのは、SODというAV制作会社でした。
「自分で考えた企画」と、「自分の好きな“エロ”というジャンル」を掛け合わせて、作品をつくる。それができるのは、ここしかないと感じたからです。
広告代理店の内定を辞退してこの業界に進むと決めたとき、両親には当然反対されました。
でも、入社してみたら周囲の目は思っていたよりずっと穏やかで、友人たちも応援してくれました。
今、自分がいる場所は“いわゆる普通のレール”からは少し外れているかもしれません。
それでも私は、この仕事、この環境でしか得られないやりがいや手応えを毎日感じています。
就活生の皆さんも、どうか自分の気持ちに素直になって、「本当にやってみたいこと」を選ぶ勇気を持ってください。
きっと、心から納得できる道が見つかるはずです。
8:00起床・メールチェック(ルーティン)
↓ | デスクワーク(宣伝や特典物などの進行チェック・新作のPRを考える!) |
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11:00打ち合わせ
12:00編集
14:00昼食
15:00編集
17:00企画書作成
19:00プレビュー
22:00編集
23:00衣装確認
24:00退勤